あなたの皮膚がタッチパネルになります!新型携帯機器の画期的な操作方法


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出典 http://gigazine.net/news/20160506-skintrack/

ウェアラブル端末、特にスマートウォッチと呼ばれる時計タイプの物はapple watchの発表も相まってその知名度を浸透させつつありますが、その画面の小ささから操作性に難があるのではと懸念する方が多く存在しました。

そこで開発されたのがskintrackです。これは人間の皮膚をタッチパネルにしてしまうという斬新なシステムで、これまでのパネルをタッチするという常識を解体して新しい操作方法を生み出すことに成功したのです。

そこで今回は、「タッチパネル」という「画面にタッチしなくてはならない」という常識を解体し、新しい領域の創造を果たした科学技術、及び発想力にフォーカスを置いて執筆していきます。

参考 http://gigazine.net/news/20160506-skintrack/

 

タッチパネルとスマートウォッチのミスマッチ

Apple Watchは発表された時点から多くの人々に衝撃をあたえました。認知度も日増しに増加傾向がみられ、安価なものでさえ4万円もする高級機器ですが、購入を検討している方が多くいらっしゃると言われています。

というよりも実際に購入している人は意外にも多く存在し、試しに筆者の周りで探してみたら既に購入済みの方が2,3人ほど見つかりました。Appleはそのブランド力に絶大な力を誇り、ライトユーザーはもちろん熱狂的なヘビーユーザーまで存在します。

ですので、そんなappleが話題のウェアラブル端末に手を出したとなれば話題にならない方がおかしいことなのかもしれませんね。

しかし、実際に使ってみた友人やネットのレビューなどを参考にしてみると、どうやらこapplewatch、もといスマートウォッチにはまだまだ課題が多く存在していることが分かりました。その中でも特に多く耳に入ったのが「操作しづらい」というものです

皆さんも想像しながら読んでみてほしいのですが、片手にはめているためにもう片方の手を使って操作しなければならない、つまり両手がふさがってしまう形となってしまうのですね。

スマートウォッチは時計タイプのウェアラブル端末なので仕方のないことなのですが、作業の効率性を重視するために購入した方にとっては致命的な欠点と言えるのかもしれません。

スマートフォン等とは異なって腕に固定されていることも操作性に難を覚える要因の一つとなってしまっているようです。

また、画面が小さいということから押し間違いも多く発生してしまいます。ひどい時にはどれだけ繰り返しても成功できず、最終的には、まあいっか、と諦めてしまう事態にまで陥ることもあったようです。

 

問題を解体し、より最適な製品を創造する

上記の内容から問題点をまとめると

  • タッチする位置が固定されていて操作しづらい。
  • 画面が小さい。

という操作性に関する二点が挙げられます。つまり、この点を解消すればとりあえず今問題視されている操作性という点に関してはクリアすることができるのですね。

そして、それを実際に行ったのがカーネギーメロン大学の学生研究チームです。彼らはタッチする指に専用の指輪型の機器を取り付けることで、腕の皮膚をインターフェースとして使用し、タッチ操作を行うことができるシステムを開発しました

これによって上記の操作性の問題の解消が見込めるほか、スマートウォッチのコンセプトとして掲げられていたスマートフォンの連携以上のパフォーマンスが望めるかもしれません。

残念なことにまだ実用化については一切話が出ていませんが、スマートウォッチに限らずウェアラブル製品全般に応用できそうなこのシステムには今後ますますの注目が集まることでしょう。

 

終りに

今回はスマートウォッチの問題を解消するために、タッチパネルというシステムの根本を解体したskintrackについて紹介していきましたが、いかがでしたか?

このような画期的なシステムを発明したのが学生であるというのですから、驚きですね。熟練の科学者や大人たちにはこれまでの実績や経験という確固たる武器がありますが、今回のようなケースですと逆にその点が仇となってしまうのかもしれませんね。

まだ確たる理念が形成段階である若者であるからこそ、実現した解体と創造であったと言えるかもしれません

若い者が生意気言うな、と一蹴する前に、是非一度耳を傾けてみてください。

新しい時代と栄光の歴史が融合した時、初めて革命は成功への一歩を踏み出すことでしょう。