1台で家中の家電を操作。欲しいボタンだけをまとめて画面もデザインできるリモコン。
出典 huis.jp
あなたの家にはいくつリモコンがありますか?テレビのリモコン、DVDのリモコン、エアコンにオーディオ、部屋のライト…。数えてみると結構あります。テレビが各部屋にあるというお宅ではテレビの数だけリモコンがあったりして、いざリモコン操作をしようと手に取ったのは別のリモコン。
「あれ?こっちのテレビのリモコンは?」なんてこともあるかもしれません。さらにリモコンが多いとその分場所も取りますし、収納ボックスの中はリモコンでいっぱいなんてことにもなりかねません。
そこで今回ご紹介するのが、ソニーの新しいリモコン「HUIS(ハウス) REMOTE CONTROLLER」です。従来の一つの家電に一つのリモコンという概念を解体し、欲しいリモコンのボタンだけをまとめて家中のあらゆる家電を操作できるという画期的な製品に新しい創造を見ることができます。
欲しいボタンをピックアップ
家中にたくさんあるリモコン。でも実際に使っているボタンは一部だけっていうことはありませんか?
HUIS REMOTE CONTROLLERは、家中のあらゆるリモコンの中から欲しいボタンだけをまとめることができます。
例えば、テレビのリモコンでも普段は使わないボタンもありますよね。ライトは明るさの調整は使わないから電源ボタンだけでいいとか、よく使っているボタンだけをピックアップすることができるんです。
あなた好みのオリジナルデザインのリモコン画面に
出典 huis.jp
HUIS REMOTE CONTROLLERの画期的なところは、家中の家電機器のリモコンから必要なボタンだけをピックアップしてまとめることができるだけではありません。
操作面にはボタンではなく電子ペーパーのディスプレイが採用されています。そのため、画面の並び替えや切り替えも簡単にできるんです。
パソコンのアプリを利用すればボタンの配置や大きさ、そしてデザインや背景までも自由自在に変更することができるのです。そして直感的な操作で簡単にオリジナルデザインのリモコンを作ることができてしまいます。
ボタン一つで家中の家電をON!一つのボタンに複数の操作の設定も可能
マクロ機能を使う事で、1つのボタンに複数な操作を登録することも可能です。
ボタン一つで、TVと照明とオーディオの電源を入れることもでき、別売りのクレードルでBluetooth機器と接続することによりメールアドレスやパスワードをボタン一つで入力できるマクロボタンを登録できます。
さらに、一つのボタンに対してタップならばテレビの電源をONにする、左フリックなら照明の電源をOFFといったような複数の操作を設定することもできます。 フリック操作を活用すれば、いちいち手元を見なくても簡単にスムーズに操作ができるのでとってもスマートです。
製品の特長に見る解体と創造
- 複数の家電をスムーズに操作
従来のリモコンといえばボタンがあたり前だったのですが、その概念を解体し電子ペーパーを採用することにより、画面のアレンジや切り替えを実現し、スムーズでスマートな操作が可能となりました。 - 本体でカスタマイズが可能
リモコン上で、複数の家電リモコンの必要なボタンだけをまとめることができ、さらに自分好みのオリジナルデザインという想像が可能となりました。 - 手に持ってすぐに使える自然な操作感
省電力で常時ボタンを表示できる電子ペーパーと、持ったことを感知する加速度センシング技術で自然な操作感を実現し、今までのリモコンの常識を覆しています。 - 空間にとけこむ佇まい
シンプルでやさしい画面の表情と手になじむフォルムで、使わないときもインテリアの一部となる美しいデザインは従来のリモコンの概念を完全に解体しています。
最後に
今回は、欲しいボタンをまとめて複数の機器を手軽に操作できるリモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
見事な発想の転換により生まれたともいえるこの製品は、ソニーの新規事業創出プログラム(Seed Acceleration Program)の一環で、社内の新規ビジネスアイディアを募るオーディションを通過して開発されたのがスタートしたものなんです。
その後クラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight」を通じた支援募集を行い、期間内に必要数以上のサポーターの支持が集まったことにより商品化が実現しました。
従来の製品の開発とは異なったプロセスによってつくられた製品だからこそ実現した解体と創造だったのかもしれませんね。