内装解体するなら気をつけたい5つのポイント

解体工事はなにも家屋すべてを分解し撤去するばかりではありません。

家の内部、内装のみを解体して取り除く工事もまた、解体工事の1つです。
たとえば事務所やお店が引っ越しする際に必要な原状回復や、リフォームするときなど、むしろ内装解体のほうが一般的な解体工事よりも身近かもしれません。
そんな内装解体するときに、注意する点をまとめてみました。

 

内装解体の種類

内装解体は大きく分けて3つあります。
1つ目は「原状回復」のための内装解体です。
賃貸の場合、店舗や事務所の移転や撤退、またはマンションの引っ越しなどするときは、元通りにきれいにして受け渡す必要が生じます。そのときに、内装を解体しなくてはならない場合があるのです。

2つ目は「スケルトン工事」です。
スケルトン工事とは、建物の構造体、つまり壁、柱、床、梁、屋根、階段といった建物そのものを形作る建築部分を残して、内装をすべて取り払う解体工事のことをいいます。
テナントの受け渡しをするときなど、スケルトン工事を求められるときがあります。

3つ目は、リフォームのときに部分的に内装解体する場合です。
小規模で必要最低限の解体ですから、リフォーム工事に含まれることもあります。

 

内装解体をするときに注意するポイント

内装解体は部分的な工事になるので、通常の解体工事とは少々注意点が異なります。
解体業者に依頼する前に、以下のポイントを押さえておきましょう。

どこを解体するかを打ち合わせする

内装解体は、原状回復が目的で行われることが多いものです。
ですから、見積もりをつくる際には、依頼者と解体業者のほかに物件のオーナーといった、関係者全員がそろうことが前提です。部分解体なのか、スケルトン工事にするのか。
どこを解体し、どの部分は残すのか。現場で解体の詳細を打ち合わせして、決まったことはきちんと文書におこし、関係者全員で確認し残しておきましょう。
しっかりと打ち合わせすることが、後のトラブルを避け経費削減にも繋がります。

見積の依頼はお早めに

通常の解体と比べても、内装解体はさまざまなスケジュールに縛られます。
原状回復なら、移転・引っ越しの予定日までに済まさなくてはなりませんし、リフォームの規模によっては別に仮住居が必要になりますから、予定がずれるとそれだけ費用がかさんでしまいます。解体工事全般にもいえますが、内装解体の場合は特に早めに見積もりを取り、余裕を持って工事の予定を立てましょう。

物件の条件次第で変わる解体費用

解体工事は対象家屋の構造や立地条件でも費用が変わりますが、内装解体も同じように条件に左右されます。

たとえば、近くに無料駐車場があるか。坪数や壁の素材、内装の装飾品や家具、間仕切りの数。マンションなら何階にあるのか。テナントなら別店舗が隣接しているのか。
通常の解体工事とはまた別の視点が必要になります。
見積の際には、その項目についても確認しておきましょう。

解体工事前に掃除をしておこう

内装解体は、解体工事であると同時に原状回復やリフォームの一工程でもあります。
あわせて掃除を行い、自力で撤去できるもの、処分できるものを事前に処理しておくと、費用の節約にも繋がります。

見積もり前に掃除ができていれば最善ですが、スケジュール上難しい場合のほうが多いでしょう。
ですから見積もりのときに、自力で片付けることができるものを相談し、片付けを行った場合どれだけ費用を削減できるのか、解体業者に確認しておくことをお勧めします。

工期は3日前後が一般的

前述した通り内装解体はさまざまなスケジュールに縛られますし、家屋解体に比べ規模が小さいですから、解体そのものは3日前後であることが多いようです。
天候悪化で工事ができなかったり、地面を掘ったときに予定外の地中埋設物が出てくるようなハプニングは起こりにくいので、工期のずれもほとんど無いでしょう。

しかし、テナントの立地状況やスケルトン工事であれば、より多くの工期が必要になります。
余裕を持ったスケジュール管理が大切です。

 

内装解体は解体専門業者に依頼しよう

内装解体についてまとめてみると、あることが分かります。それはよりスピーディーで確実な解体技術が必要だということです。

内装解体の目的は基本的に原状回復やリフォームですから、受け渡しや入居日に余裕を持って間に合う必要がありますし、最終的に部屋を美しい状態に仕上げなくてはなりません。

解体工事はもともと周囲への影響を考えて行う繊細な作業ですが、内装解体は、さらに厳密に対象以外には傷をつけてはならない工事なのです。

株式会社リバイブは内装解体に関する専門の技術と豊かな経験を持っています。内装解体を依頼するなら、地元で実績のある株式会社リバイブにご連絡ください。

 

【参考サイト】
・新世紀解体工業「内装解体を安く済ませるポイント」http://www.shinseiki-naisoukaitai.com/point/