古い仕事に対する考え方を解体し、お客様が増えた！

今日も日本のどこかで解体が起こっているようですが、それは、建物だけでの話ではありません…

「今日の私の壊しました！」と題してエピソードを募集したところ、持ち物、人間関係、悪い癖など、たくさんの人が葛藤しながら何かを壊し、そして現状を変えようと努力していることが分かりました。

この解体エピソードをシェアすることは、きっと似たような悩みを持つ人の助けになります。
温かい話、ちょっと笑える話、元気が出る話、様々な皆さんの今日の壊したエピソードをご紹介していきます。

今回はKさんの、それまでの考え方を解体したら新しいお客さんを得たという成功エピソードです。

これまでの働き方に対する思い込みを解体した！

リラクゼーション業に勤めているのですが、私は今まで手技を極めることだけが全てだと思っていました。

しかし、一生懸命施術をしてもお客様の心にはあまり響いていない感じがしていたのです。

一方で私の同僚のセラピストは、特別な手技を使っているわけではないのにお客様の心を掴んでいました。「人当たりの良さで客を掴んでいるだけだろう」と思っていたのすが、その同僚をみているうちに、「お客様にどう受け取ってもらうかが一番ではないか、もしかしたら技術よりも人間性のようなものの方が、はるかに大事なのではないのか？」と思うようになりました。

そして、今まで技術のみに目を向けていた自分を壊して、相手に受け入れてもらえるような人当たりの良い丁寧なセラピストを目指すようになりました。

 

変化には恐怖はつきもの

それまで技術一辺倒で来た自分としては、始めは非常に不安でした。

自分の人間性を良く見せようとして、妙に不自然な感じになってしまったり言葉遣いがおかしくなってしまうなど、様々な失敗をしました。方向性を変えたのはいいけれど、本当にこんなことで大丈夫か？と常に不安がありました。

しかし、今までの自分に戻ったところで結果はあまり変わらない、多くのお客様の心を掴むことは出来ないというのはわかっていたので、「ここが踏ん張りどころだ。ここで新たな価値観を実行し続ければ、何かが変わるはずだ」と、自分に言い聞かせて自分の気持ちをぐらつかせないように強く決断したのです。

不安もありましたが、同時に新しい自分を試しているという楽しさもありました。

 

自分の考え方次第でどこまでも楽しくなっていく！

自分の考え方を壊して別の価値観を受け入れてみた結果、今まで気がつかなかった細かなことが数多くありました。

そして、その細かなことを一つ一つ自分でやれるようにしていったら、お客様のリピートの数が増えていきました。自分が一つ些細なことを心がけるだけで、お客様の心を捉えられるようになっていきました。

そうすると私も楽しくなって、より一層気配りをしていくようになっていく好循環が生まれていく。仕事がこんなに楽しいと思えるようになるとは、それまでの自分では考えつきもしませんでした。

技術、というある意味「自分がこだわっているもの」を磨くことから、相手に心地よい時間を過ごしてもらおう、という相手の立場を考えることに視点を移した結果、仕事がずっと奥深く、楽しいものになっていったのです。