彼氏との大切なブレスレットを解体しました!!


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今日の私の「壊しました」

今日も日本のどこかで解体が起こっているようですが、それは、建物だけでの話ではありません…

「今日の私の壊しました!」と題してエピソードを募集したところ、持ち物、人間関係、悪い癖など、たくさんの人が葛藤しながら何かを壊し、そして現状を変えようと努力していることが分かりました。

この解体エピソードをシェアすることは、きっと似たような悩みを持つ人の助けになります。
温かい話、ちょっと笑える話、元気が出る話、様々な皆さんの今日の壊したエピソードをご紹介していきます。

今日はIさんの、すぐ壊れてしまうブレスレットを新しく作り直すことによって彼氏との仲がよりいっそう深まったお話です。

 

デートで買ったお揃いのブレスレットがすぐにボロボロに

デートで、お互いの名前をアルファベットのビーズで表現してベルトに通し、2人でオリジナルの名入りブレスレットを作りました。アルファベット一文字につき80円のビーズ、ベルト部分が120円と決して高い買い物ではありませんでしたが、若い私たちにとっては満ち足りた秋の思い出になりました。

しかし買ってから半日も経たないうちにベルト部分の金属がとれてしまい、ブレスレットは壊れてしまいました。元々安い上に、お互いはしゃいでいましたから、今思うと壊れるのも無理のないことかもしれません。

もう一度当時材料を買った店に行き、新しいベルトを買って、私たちはブレスレットをまた使い始めました。やはりブレスレットのベルトはすぐにボロボロになってしまいました。

 

ブレスレットが壊れるたびに彼との関係に亀裂が…

ブレスレットは壊れても彼との愛は一生だから、彼と共に一生をかけてこのブレスレットも代替わりをしながら使い倒すというような気持ちで私はというと半ば強引に、意地のような思いで新しいベルトを買っていました。

実際彼からもそう見えていたに違いありません。ですが反面、ブレスレットが壊れるたびに、彼との関係も冷たくひび割れてしまうのではないかと不安な気持ちも入り混じっていました。またか、とでも言いたげな表情の彼を連れてベルトを買いに行きましたから、私も気づかないわけがありませんでした。

次第に、ずっとブレスレットを直し続けても、私たち二人にどんな意味があるのだろうと私は考えるようになってしまいました。きっと彼はもっと早い段階でそのことに気づいていたのだと思います。

 

新しいブレスレットを創造してより親密度アップ!

デートの終盤、とある手芸専門店に立ち寄りました。その店には可愛い色の手芸糸やリボン、レースなどが数多く揃っていました。「ここにある材料で二人のための新しいベルトを作ろう」と彼は提案してくれました。

一生糸が切れないように願いを込めながら、二人で新しいベルトを編んで作ろうと言うのです。彼の素敵なアイディアに、私は感動すら覚えてしまいました。不器用ながらも私を元気づけるためにセッセと編んでくれました。
私も彼に恩返しをしなければ、と言って編みす進めましたが、もうずいぶんとベルトとしての長さに届いてきたようです。やがて二人の新しいブレスレットはベント部分がおしゃれな編みひもで完成しました。せっかく生まれ変わったブレスレットをこれからも大切にしていこうと誓いました。