そんなのあり?握らないおにぎり「おにぎらず」が、今度はスティック型になった!


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暖冬と言われていたのにも関わらず春に近付くにつれて寒い日が続く今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしですか。

一方で昼間には温かい日差しが差し込んできてくれるなど、うっすらと春の兆しも見えてきました。

通勤途中に近所の公園に目をやると、この間まで寒そうに縮こまっていた植物に蕾が見え始めてきていてほっこりします。

川辺に視線を移すと、気持ちよさそうに日光浴をするカメさんの姿も確認できます。あまり実感がわかない方もいらっしゃるかもしれませんが、春はもうすぐそこまで来ているのです。

さてそんな近頃ですが、春ということで新しく何かを始めてみてはいかがでしょうか。

私事にはなりますが、筆者は新しくお弁当を持参するようになりました。外食ばかりを繰り返していたせいで栄養バランスが偏ってしまって、良い機会だから改めようと思ったからです。

その中でも重宝しているのがおにぎりで、巷ではこれが密かなブームとして新しい動きを見せてくれています。その定義を根底から覆す新スタイルはヒルナンデスでも紹介され、若い女の子を中心にお洒落なお弁当としてランチを彩り始めているのです。

そこで今回は、今までのおにぎりの定義を「解体」し、より利便性を高めた現代式のおにぎりの「創造」について紹介させていただきます。

 

一躍ブームのおにぎらず

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出典 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/plus/kuragetlogy/20150129-OYT8T50056.html

少し前に話題としてあがっていたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「おにぎり」を「にぎらない」という選択肢が誕生しました。それが「おにぎらず」です。

クッキングパパを発祥基とするこの新スタイルは、ただでさえ作業工程の少ないおにぎりをさらに簡略化することで時間のない主婦層の心を鷲掴みにしました。コンセプトが人々の生活様式に適応、つまりニーズに答えた形になっていたのですね。

話題が話題が呼び、一躍ブームとなったおにぎらずは専用の型が販売されるまでになりました。

感覚的にはサンドイッチに近く、具が見えるためにおにぎりと違って外見的にもアレンジが効きます。デコレーションが楽しめるというのも、若い女性層に受けた要因と言うことができるでしょうね。

調理工程も挟むだけと非常にシンプルですから、料理が苦手な方にとっても嬉しいです。

また、惜しくも入賞は逃してしまいましたが、2015年の流行語大賞にノミネートまでされていたようです。

 

おにぎらずの進化系 スティックおにぎり

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出典 https://bijinbu.me/articles/5335

そしてそれが更に進化したのが「スティックおにぎり」です。

これはラップにお米、具を敷き詰めたらそのままくるくると飴の包装のように丸め、棒状に形成していくことで完成するおにぎりです。こちらもおにぎらずと同様に幅広いアレンジができ、調理工程もとても簡単なために今年のトレンドとなるのではと注目されています。

具を中に詰めるのではなく外側に張り付ける、巻きつけるというのも斬新で、具の種類によってはその雰囲気を大きく変化させることができそうです。実際に筆者もやってみたのですが簡単にサクッと作れて、しかも見た目も良い感じで作ることができました。

これだったら朝の時間がないときでも作れそうですし、夜のうちに作っておくのもそこまで手間に感じなさそうです。おにぎらずと同じ波に乗ることができるのか、今後の動きに注目ですね。

 

今回、おにぎらずとスティックおにぎりについて紹介してきましたが、いかがでしたか。

中に入っていた具が外に出てきてしまっていたり、そもそもおにぎりなのに「にぎらない」という事実を聞いて衝撃が走った方も少なくないのではないでしょうか。

名は体を表すと言いますから、知らず知らずのうちにそこを絶対条件として考えていた方は少なくないはずです。

ですが、今回のおにぎらずによって、そのみんなの常識を「解体」することで新しいヒット商品の「創造」ができるということが証明されました。

こんなことしたら反感食らうかな、と思いがちですが、そこに立つ壁を解体することで新しい風が吹き込んでくれるのかもしれませんね。幸いにも今は始まりの季節ですから、既存の考えを解体して新しいスタートをきりましょう。