ブラック企業の理不尽な解雇に全力で立ち向かいました!


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今日の私の「壊しました」

今日も日本のどこかで解体が起こっているようですが、それは、建物だけでの話ではありません…

「今日の私の壊しました!」と題してエピソードを募集したところ、持ち物、人間関係、悪い癖など、たくさんの人が葛藤しながら何かを壊し、そして現状を変えようと努力していることが分かりました。

この解体エピソードをシェアすることは、きっと似たような悩みを持つ人の助けになります。
温かい話、ちょっと笑える話、元気が出る話、様々な皆さんの今日の壊したエピソードをご紹介していきます。

今日はTさんの、企業の理不尽な解雇に対して全力で戦ったお話です。

 

突然の解雇に納得できずに戦うことを決意

私は以前、勤めていた会社を何の連絡もないまま突然、私が作業でミスをしたという理由で解雇されてしまいました。私はその会社で正社員雇用前提で一生懸命働いていたので寝耳に水の状態でした。

その解雇に納得できなかった私は、労働局に通報し、企業と話し合いをすることになりました。家族には心配させたくないので、黙っていましたが、毎日1時間かけて労働局に向かい、必要な書類の作成し、会社の資料を集めるなど話し合いにたどりつくまで3ヶ月ほどかかりました。

ですが、企業側は話し合いの場に弁護士を3人も引き連れてきて、事実と全く違うこと盾にして私の訴えは全て虚偽であり、業務妨害であると脅してきました。私は最後までがんばりたかったのですが、状況証拠だけしかなく、弁護士さんと相談しても余談になるのは難しいということでした。

その後、私はインターネット上でその会社のことを匿名掲示板に投稿しました。するとその掲示板が会社名の下にヒットされるほどになり、会社からプロバイダー側に情報公開請求が来たとの通知が私に来たと聞きました。

それからは会社から訴訟されるかもという不安で胸がつぶされそうになり、眠れない日が続きました、でも結局3ヶ月たっても企業からはなんの脅しも来ませんでした。そして、ちょうど年末の大掃除の時に、それまで作った資料や、会社関係の書類を全てシュレッダーにかけて、パソコンに保存していたものもすべて消去しました

 

会社関係の資料を全て削除して晴れ晴れした気持ちに

結果は残念な形になってしまったけれど、自分は1人でここまで企業とよく戦ったと思いました。友人たちにもそのことを伝えると、私のことを賞賛してくれました。企業側は一向に私の主張を嘘だといって聞き入れませんでしたが、社員を大切にしない企業などこちらからバイバイして正解だったと思いました。

はっきりいって内容証明の書類も、何度も見たくはありませんでしたので、処分してすっきりできたことは心の重荷を下ろすことになったと思いました。それまで鬱々とした日々を送っていたのでやっと晴れ晴れした気持ちになれたと思いました。自分は自分のやれるところまでやれたという自身もつきましたし、

これを次のステップに活かしたいと思えました。

 

ここまで戦えたからこそ自信を持って前向きに生きていける!

年末に全ての書類をシュレッダーにかけて、全てが終わったのだ改めて自分に言い聞かせて心が軽くなったと同時に自分は1人でもここまで戦うことができたのだという自信が生まれました。

泣き寝入りせずにちゃんと行動に移せたこと、書類も自分で作成し弁護士さんも自分で探したことなど、今思い返しても自分ひとりでよくがんばったなと思いました。今では別の会社で正社員として働いていますが、棄てる神があれば拾う神もあるのだなと思っています。

おそらく以前の会社に勤めていても、楽しくなかったであろうし、今の自分にあった職場に出会うこともなかったと思っています。今では当時のことは過去のこととし割り切って認識しています。

過去よりも未来のことに目をむけていきたいと前向きに生きています