描いたものに光を当てて立体物が作れる!3Dドリームアーツペン


出展 http://www.megahouse.co.jp/megatoy/

立体物を作ると聞くと、真っ先にイメージするのが3Dプリンターかもしれませんが、3Dプリンターってすごく高いし、そう簡単に誰もが購入できるものじゃありませんよね。

しかし今回ご紹介する3Dドリームアーツペンはまるでお絵描きをするように立体物が作れてしまうんです!
しかも発売しているのは工業メーカーや特殊な技術を持ったメーカーではなく、日本のおもちゃメーカーだというからさらにビックリです。

そこには今までの「平面に描く」というお絵描きの概念を覆す、新たな創造が見られました。

 

描くだけで立体物が作れるってどういうこと?

出展 http://www.megahouse.co.jp/megatoy/

この3Dドリームアーツペン、簡単に説明をすると、専用のペンで平面に描いたものに専用のライトを当てて硬化させ、立体物を作っていくというものです。と、言葉でいうのは簡単なのですが、それだけではなかなかピンとこないという方も多いでしょう。

この3Dドリームアーツペンにはいくつかのセットがあります。恐竜&昆虫セット、クリエイティブセット、イマジネーションセット、オーシャンセットなどなど…。そのセットの中には、色の異なる専用ペン4本(2本や3本のセットも有り)、専用ライトのマジカルライト、デザインシート、トレースシートなどがセットになっています。

作りたいものを選んだらデザインシートのイラストに沿って専用のペンで線を引いたり面を塗ったりしていきます。描けたら専用のマジカルライトの光を当てると樹脂が硬化し、簡単にはがすことができます。

そうやっていくつかのパーツを作った後、専用ペンをボンドのように使い、光をあてながらパーツとパーツをくっつけていきます。
そうすることで立体物が完成します。

キットの中にはかなりレベルの高いものもあり、本格的な3Dアートを楽しむこともできます。
平面に描いたものが立体物になるなんて、子供のおもちゃにしてはかなりのハイレベルです。

 

実は大人がはまっている?

3Dドリームアーツペンは国内の玩具メーカーが子供用(対象年齢8歳以上)に開発、販売したものなのですが、発売当初から3Dドリームアーツペンにはまる大人が続出しているようです。

実際にセットを見てみると、子供ではちょっと難しいような複雑なものもあります。またアイディアとセンス次第ではデザインシートにはない様々な立体物を作ることができるので、クリエイターなどにも人気があるそうです。

平面に線を描くだけではなく、空中に描きながらライトをあてればそのまま空中で硬化させることもできます。さらに、別売りの「エアーアップライト」という商品をペンに装着することで、インクを出しながら即座にライトで樹脂を硬化させることができるので、右手で描きながら左手でライトを当てる…ということをしなくても、空中に描きながら立体物を作ることだってできます。

大人向けにはさらに「3ドリームアーツペン プロ」という、ノズルの太さを交換できる上級者向けのアイテムもありますので、もう一つ上のクリエイティブな立体物を作ることも可能となります。

「3Dドリームアーツペン」の公式ホームページでは新しいデザインや店頭での体験イベントに参加した方に向けたデザインシートも順次公開しているということですので、作れる作品は無限大。自分だけのオリジナル立体アートを楽しんでくださいね。

 

まとめ

お絵描きっていうのは紙の上にペンや色鉛筆、くれよんなどで平面的な絵を描くだけ…という時代はもう遠い昔の話となってしまうのでしょうか。この3Dドリームアーツペンを見ていると、これはまさに「未来のお絵描き」…そんな気がしてしまいます。

この子供から大人までが楽しめる3Dドリームアーツペンですが、もともとこのペンに使われている特殊な樹脂は、工業用で利用されている「光で樹脂を固める」という技術を応用したものなのですが、それを「子供が使う」ということはきっと今まで誰も考えなかったアイディアなのではないでしょうか。そこに新しい発想と創造が生まれたことにより、今までは「工業用」だったものが「子供の玩具」としての新たな可能性への扉が開くことになりました。

それはまさに固定概念の解体と新たな創造による賜物と言わざるを得ないでしょう。