トタンのバケツで出来た機能的ライスストッカー


 

日本人の主食と言えばお米ですよね。近年はパンやハンバーガー、パスタなどもあたりまえになり、そういったものが主食となる欧米風な食生活を好む人たちも増えてきているそうですが、それでもここ最近は和食が世界遺産になるなどの効果もあり、健康食、長寿食としても和食が見直されてきています。

和食と言えばやはりお米。そのお米はできるだけおいしいものを食べたいと、新しい品種のおいしいお米もどんどん開発されています。さらに、ふっくらと美味しいご飯が炊ける超高級炊飯器もどんどん登場し、ちょっとしたブームにもなっているそうです。

そんなお米ですが、美味しい品種のお米をいい炊飯器で炊いたらもちろんおいしくできますが、実はそれ以上に保管方法が重要って知っていましたか?つまり、いいお米をいい炊飯器で炊いても、保管方法が悪いお米だとそれなりにしかできないということなんです。

そこで今回ご紹介するのが今までの常識を覆してくれる斬新でおしゃれなライスストッカー(米びつ)です。

バケツ専業メーカーが作ったライスストッカー

出典 http://obaketsu.com/lineup/rice/

なんとこのライスストッカー(米びつ)を作っているのは、姫路城の近く、かつての城下町にある大正12年創業の手作りトタンバケツ製造メーカー「渡辺金属工業株式会社」という会社です。

創業当時から数名の熟練職人が非常に丁寧な手仕事で、一生ものの品質のいいバケツを作っていたということです。そして現在もその製法は変わらず手作りで日本製の高品質のバケツを作り続けています。
しかも、バケツの素材はもちろんのこと、針金などの小さな部品まですべて厳選された最高の日本製の素材を使っているというから驚きです。

そんな日本製の品質のいいバケツづくりにこだわる金属加工メーカーが作り出したライスストッカー(米びつ)。そこには今までのライスストッカーのイメージを覆す「先人の知恵」が込められていました。

お米のおいしさを保つための工夫がいっぱい

まずは素材についてですが、素材はトタン屋根などにも使用されるトタンを使用しています。トタン材は光を通さないため、紫外線による劣化や乾燥を防いでくれるということはご存知の方も多いのではないでしょうか。 フタは二重構造になっており、フタを閉めた際の本体との隙間を最小限に抑えることができ、密封性が高く外気に触れにくいため、お米の鮮度を保つのはもちろんのこと、防虫性も非常に高くなっています

フタの内側にはフックが取り付けられており、お米を取り出すときに本体にひっかけておくことができるので、フタが邪魔になりません。職人の手作業だからこそできるこだわりの機能です。
さらにトタン製なのでサビにも強い!ですから汚れたら水で丸洗いすることができるので非常に衛生的です。

そしてなんといっても一番は、バケツをライスストッカーにしてしまうというデザイン性。バケツですから取っ手を持って簡単に移動することだって可能です。
バケツをライスストッカーにしてしまうなんて、なんて斬新なアイディアなんでしょう!

まとめ

今回はトタンのバケツで出来た機能的なライスストッカーについてご紹介しましたがいかがでしたか?
なんとなく、あまり目立たないように隠しておくイメージのあるライスストッカーですが、それをおしゃれなバケツ型にすることで、キッチンのインテリアとしてさりげなく演出ができるというのはとっても新しいですよね。

素材をトタンにすることで得られる様々な機能性、すべて日本製素材を使用した100%日本生産の信頼性、ライスストッカーとは思えないほどのスタイリッシュなデザイン性、そのすべてを兼ね備えたこの製品は、バケツをライスストッカーにしてしまうという非常に斬新なアイディアから生まれています。それはまさに今までの既成概念を解体することによって得られた創造の賜物と言えるのではないでしょうか。