衣類を入れるだけでロボットアームが畳んで分類!全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」


 

かつて洗濯は家事の中でも最も重労働だったと言われています。それが昭和5年に日本でも初めて電気洗濯機が発売されると、またたく間に普及し、白物家電の代表格となりました。

食器洗い機も当初は業務用しかありませんでしたが、家庭用のコンパクトなものも徐々に普及し始め、今では洗浄からすすぎ、乾燥までがスイッチ一つで出来るようになり、空いた時間が有効に使えるよう進化しました。

そうやって次々と自動になり便利になり自由に使える時間ができてきた現代、次にあなたを家事の重労働から解放してくれるのは全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」です。

なんと、自動で衣服を畳んでさらに分類までしてくれるというから驚きです。

ランドロイドで家事が劇的に変化する


ある試算によると、人が生涯で洗濯作業に費やす時間は18,000時間、その中で衣服の折り畳みに費やす時間は9,000時間なんだとか。この9,000を24時間で割ると375になります。つまり、人は長い人生の中で丸1年以上もの時間を洗濯物を畳むということに費やしていることになるんです。

その無駄とも思える時間を有効活用することができたなら、どんなに素晴らしいでしょう!
一昔前なら考えられない夢のような話ですが、この全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」がその夢を現実のものにしてくれるかもしれません。

「ランドロイド」さえあれば、本体にある引き出しに乾いた衣服を投入するだけで、ロボットアームがきれいに畳んでくれ、さらに仕分けまでして棚に収納してくれます。夜に乾いた洗濯物をランドロイドに投入しておけば、朝起きたときにはきれいに畳まれて収納されているんです。これはまさに革命としか言いようがありません。

人工知能が覚えて学習する

この「ランドロイド」のすごいところは、ただ単に衣服を畳むだけの家電ではなく、人工知能によって、覚えて学習して成長していくというところです。

人工知能が衣服の特徴を覚えて、これはTシャツ、これはタオル、これはパンツ…など、衣服ごとに最適な畳み方をしてくれ、そればかりかさらに、これはお父さんの、これはお母さんの…といったように、持ち主ごとの棚に分類して収納することも可能です。

そのデータベースはランドロイドが経験を積めば積むほど、進化し成長していくというから本当にすごいです。
漫画やSF映画の世界に出てきた「お手伝いロボット」が目の前にいるような感覚ですね。

時間と空間を作る

この全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」が作り出してくれるものは、単なる家事の軽減だけではありません。有効活用できるたくさんの時間と共に快適な住空間も作り出してくれます。

乾いた洗濯物がそのまま部屋に放置してあったり、畳むのが面倒でそのまま積み重ねてあったり、また仕事が忙しくて洗濯物を畳むのは週末になってしまったり…様々な理由で部屋に散乱した衣類が、ランドロイドに投入するだけですっきりときれいに片付きます。
その結果、いつもきれいに整った心地のいい空間が出来上がるのです。

仕事が忙しく、洗濯物を畳むのはいつも夜中か週末になってしまうため、どうしても乾いた洗濯物が部屋に散らかりがちな人にとっては、まさに一石二鳥。これからは週末に洗濯物を畳まずに遊びに行くことだってできるのですから。

毎日の生活が変わる

ランドロイドによってどのように時間を有効活用することができるようになるのか、どのように毎日の生活が変わるのか、考えるとわくわくしてきます。

しかしまだまだ一般に普及するまでには時間がかかりそうです。その一つがお値段です。公式サイトによると希望小売価格185万円(税抜)からを予定しているとのことで、一般ユーザーにとってはかなりの高額な上、スペースの問題からも購入できるのは一部の富裕層のみなのではないでしょうか。

とは言っても、洗濯機や食器洗い乾燥機が登場した時も、最初は高額で大型でした。それも改良が重ねられ今のような形に進化したことを考えれば、ランドロイドが一般に普及し、また一つ生活の中から家事が減っていくのも時間の問題かもしれませんね。

今年の5月から予約を開始し、2017年度中の出荷を予定しているランドロイド。今後は、実際に購入して使用した方の声が反映され、さらに進化していくことでしょう。